キャリア教育のヒント「せいざさがしゲーム」

天文学の仕事で、新潟のイベントに20年以上ブース出店しています。
私の開発した天体観測ソフト「SUPER STAR」のデモンストレーションのためです。
小4の娘が昨年から「何かやりたい!」と言い続けていました。
「パパのSUPER STARを使ってせいざさがしゲーム」をやりたいと。
いや、でも・・・、ブースの半分以上を取られてしまうし・・・
だから条件を出しました。
それは・・・
「有料サービスにする」こと。
お客さんからしっかりお金をいただく、
これが条件。
そして私は全体が破綻しないようなアドバイスはしても、
細かいことにはあまり口出ししない方針にしました。
子どもは信頼すると大人が思う以上のパフォーマンスを出す、
これは親子ロボットプログラミングを10年やってきた経験からも言えます。
そしてブースは写真のように大盛況となりました。
数十組のご家族に有料で遊んでもらい、
しっかり景品も渡しました。
商品企画、商品設計、商品製造、販売、顧客対応・・・
いったいどれだけ世の中の仕組みが学べることでしょう。
会社見学に行く、仕事体験をする、それだけがキャリア教育ではありません。
大人ができることは、最低限破綻しないようなアドバイス、
それと、一番大きいのが内発的動機を喚起してあげることです。
「いやでも、ブースなんてうち出さないし・・・」
ブース出店以外にもシチュエーションはたくさんありますよ。
ボランティア活動に参加してそこで何かやってみる、
学校の友達と何か仕掛けてみる(私の教え子にやってる子います)、
などなど、見渡すといろんなチャンスがあります。
少しでもチャンスがあれば任せてみる。
あとは放っておいても大人の「どうせできない」をはるかに超えたパフォーマンスを発揮するものです。
「あ、それは・・・」の手を引っ込める勇気、これも大人に求められることです。
勇気いりますけどね・・・