子ども社会塾の年齢に満たない子どもたち、
そして、
子どもを卒業したばかりの大人たち。
子ども社会塾の直近の過去と未来を同時に見られる、
貴重なイベントに参加してきました。
20代の若者たちの感覚は地に足が着いたシッカリした思想を持っています。
高学歴の彼らは受験→大企業の昭和に敷かれたレールから早々に降り、
自分の力で生きていくことを選択しました。
同じ志を持った仲間と力を合わせ、
場所を作り、
仕事を作り、
共に学び、
何かに追われず、
お互い過度に干渉もしないのに、
信頼関係で繋がっています。
この地に張り付く思想もなく、
「来年は海外に行きます」
とサラリと言います。
「また戻ってきます」
ともサラリ。
この知に住まずに拠点にしてる人もいます。
この知でお店を開いてけっこうな収益をあげている人もいます。
曜日で違う仕事を複数している人もいます。
地元の仕事をしながら、オンラインで遠隔の仕事をしている人もいます。
自由と安定を同時に得ているのです。
22才女性はこう言いました。「安定に生きる方法をここで手に入れました」。
これも21世紀の生き方のひとつ。
言ってるだけ、思ってるだけではなく、
すでに生活、仕事で実践しているのです。
この若者たちを目指すべき、と言っているのではありません。
生き方の1つである、という事実を知ることです。
5才と7才の子どもたちも登山(けっこう危険)にしっかりついてきました。
ほぼ大人と同じペースでです。
子どもがちょっとした石に乗っただけで「危ない!」というのはいかがなものでしょう?
そこらの石、数千個分を5才が大人とおなじペースで登っていくのです。
登らせないより、登る力を身に付けさせた方が自然ではないですか?
若者たちが切り開く場にはこれまでの教育を見直すヒントが満載です。
子どもの教育だけではありません。
大人としての我々のライフスタイルをも考えさせてくれます。